本当にやりたいこと
新年を迎え、フリースペース事業「アミ」を終了することにしました。
新たに中高生のための自習室「マレア」が始まります。
とても似ている両事業ですが、いくつか変更点があります。
まず、対象から小学生が外れました。
そしてワンドリンクオーダーになりました。
順に説明しますね。
対象を変更した理由は、小学生と中高生で居場所の形が微妙に違ったからです。小学生の居場所はもっと家庭や学校に近い場所だと感じました。
たとえば公園や児童館など。普段から遊び場になっている場所が小学生にとっては、必要な時には居場所としても機能する場所なのだろうと思いました。これは、安心できることが居場所の絶対条件だからで、小学生にとっては普段から通う身近な場所じゃないと安心できないと思います。親と一緒に来てくれて、ある程度関係が築けてる子はもしかしたら頼ってくれるかもしれないけど、それはごく少数のパターン。もちろん、当店も小学生たちの遊び場として定着すれば居場所として機能するとは思いますが、中高生が求める環境と両立するのは難しいです。
どちらかを選ばないといけないなら、僕がやりたい方を選ぶほかない。僕は中高生の居場所がやりたい。
次にワンドリンクオーダーへの変更です。
これまでは完全無料のフリースペースにこだわっていましたが、居場所として選んでもらうためには価値を高める必要があると判断しました。
そこで今回からは、一般のお客様の2階への入場を制限し、中高生以外は入れないスペースにしました。
これまでは無料の居場所として活動していましたが、これからは、中高生しか入れない特別な場所を無料で利用できる。という設計に変更しました。
1階のカフェ事業と地続きなので、中高生の特典感や隠れ家感が増して、価値が伝わりやすくなることを期待しています。
日程は火・水・木曜日の15時30分〜19時30分です。
放課後利用を想定した時間設定に変更しました。
従来の火・水11時-19時は、不登校児童を想定して設定していました。
でも実際の利用はありませんでした。何らかの原因で需要要件を満たせていないか、そもそもニーズがないのだろうと思いました。
今回の変更が逆にニーズを満たすなんて可能性もあるかもしれないし。
自身の中学生時代を振り返ると、誰にも干渉されずにダラダラと過ごせる場所と時間がとても重要でした。高校生の時には、学校でも家でもない、第三のコミュニティがあったことで救われました。
利用者の大半は受験のための勉強で利用してくれています。でも僕は受験勉強ってほとんどしたことがなくて、なので彼らを凄いなと尊敬することはあっても、共感したりアドバイスはできません。
つまり利用者が勉強していようがしていまいが、僕にできることはなんもありません。でもその、根掘り葉掘り聞かないことが大切というか、聞くこともあるけど、まじめには受け止めない軽薄さがありがたかったりするものです。ここで大事なのはできるのにしない、のではなく、できんからせん、という明朗さです。ないものは出ません。勉強を助けて欲しければ塾や学校を頼るのが普通で、カフェ店員に頼るなんてのはシュールです。
ご存知の方もいらっしゃるかもですが、僕は教員免許を持っています。
けど僕が教えたかったのは教科ではなく総合学習でした。
でもそんな専門の採用はなかったので教員の道は諦めました。
大学卒業以来ずっとコーヒー畑に身を置いてはいますが、僕のミッションは常に教育的に子どもたちに貢献することです。
だから僕はこれからも中高生を応援しています。
荒波の中にいる時には気づけないことがあります。
今、ムダに思える時間であっても、必ずきっと意味があります。
傷ついた人にしか言えない言葉があります。
これから大人へと成長していくすべての過程が宝物です。
応援しています。
